石垣修復情報

丸亀市

崩落の経緯

石垣修復情報

第1回丸亀城現場見学会

日  時:9月14日(土)第1部 午後1時半~午後3時
                               第2部 午後3時半~午後5時
場  所:旧城内グラウンド
対  象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
定  員:各部先着20人(事前申し込みが必要)
内  容:取り外した石垣の見学会、丸亀城クイズ、刻印探しなど
申し込み:9月10日(火)までに、電話またはメールで石垣復旧工事室
問い合わせ:都市計画課石垣復旧工事室 TEL:23-2107
      E-Mail:ishigaki@city.marugame.lg.jp

半空文学賞 原稿募集
ブックカフェ半空×丸亀市『丸亀城ストーリープロジェクト』

昨年崩落した丸亀城石垣修復支援や丸亀城の魅力発信を目的に、高松市にあるブックカフェ「半空(なかぞら)」と丸亀市が共同して文学賞を開催します。
テーマは「丸亀城」、作品は小説、エッセイ、詩、短歌、俳句などジャンルを問いません。
ただし、A4用紙1枚に収まる作品に限ります。(字数に制限はありません。)
提出は郵送・持参のみで、データでの投稿は受け付けておりません。
募集期間は令和元年8月1日から令和2年1月31日までです。
入賞作品は冊子にし、丸亀城石垣修復支援につながるような形で無料配布する予定です。
ぜひご応募ください。

<提出・問い合わせ>
〒763-8501 香川県丸亀市大手町二丁目3番1号
丸亀市役所広聴広報課
☎0877-35-8891
または
〒760-0052
香川県高松市瓦町1丁目10-18 北原ビル2階
株式会社 半空
☎087-861-3070


第1回丸亀城石垣復旧事業報告会 会場質問と回答

 7月7日(日)に開催いたしました「第1回丸亀城石垣復旧事業報告会」において、参加者からいただいたご質問の回答書を作成いたしましので、以下のとおり掲載いたします。
 たくさんの貴重なご質問・ご意見をいただきましたので、今後、事業を進めるにあたり参考にさせていただきます。よろしくお願いいたします

問い合わせ:都市計画課石垣復旧工事室 TEL(0877)23-2107


第1回丸亀城石垣復旧事業報告会

   丸亀城の石垣復旧事業について、7月7日(日)に「第1回丸亀城石垣復旧事業報告会」を開催し、市民ら約80人のご参加をいただきました。
 報告の概要並びに発表資料は、以下のとおりです。 

①    丸亀城全体の取組み


    丸亀城の石垣復旧は、国・県から財政支援等を受けながら最重要課題として市全体で取り組んでいます。
築城から約400年あまり経過している丸亀城は、今回崩落した石垣だけでなく、他の箇所においても老朽化による劣化がみられ、特に三の丸北石垣では、本年度より石材にゲージを設置して観測し、定点からの変位観測や地質・水位調査を行っていきます。
 また、お城全体の保存活用を計画的に取り組むため「丸亀城跡保存活用計画」を本年度から2年をかけて策定し、計画的な整備につなげていきたいと考えています。

②    丸亀城の歴史と石垣崩落


 今回崩落した三の丸坤櫓跡石垣は、江戸時代に崩落した記録があり、度々修理がなされていたようです。
 平成30年7月7日、最初の崩落は帯曲輪南面で起こり、ギリギリという音とともに石垣がゆっくりとそのままの状態で滑っていきました。
 平成30年10月8日、石垣内部の栗石がガラガラと下に落ちる音が聞こえ、10時17分、帯曲輪西面がガラガラと大音響とともに白煙が約1分間舞い上がり崩落しました。崩れ方が帯曲輪南面と違い一瞬で石垣が崩落しました。
 翌9日の早朝、午前4時頃、周辺住民の方から大きな音がしたと市役所に通報があり、午前6時22分、職員が三の丸坤櫓跡石垣の崩落を確認しました。

③    石垣崩落の発生メカニズムの推定


   丸亀城は亀山の上に築造されているが、基礎となる岩盤は安山岩と花崗岩であり、本丸から南西方向に傾斜しており、雨が降って盛土内に浸透した水が、南西方向へ流れやすい地形と考えられます。
 現在ある計測データや写真を元に、現時点で推定される崩落発生メカニズムについては、最初に崩落した帯曲輪南面は、崩落後の写真で表面に石垣が見えることから、すべり破壊(いわゆる、円弧すべり)を起こしたと考えられます。
 帯曲輪南西面の石垣前面には、崩落前に大型土のうを設置していましたが、崩落後にはこの大型土のうが見えなくなるほど、背面の土が覆い被さっているため、前に倒れ込むように破壊したのではないかと考えられます。
 帯曲輪石垣が崩落した次の日に三の丸石垣が崩落しているため、下部の抑えがなくなったことで、直線もしくは円を描くように崩れたと考えられます。
 今後、事業を進めながら、崩れた石垣の位置を特定することや、残っている根石や基礎部分を確認することで、現時点で考えている崩落メカニズムの妥当性の検証を進めてまいります。

④    応急対策工事の完成


 崩落の被害がこれ以上広がらないように、4つの応急対策を行いました。
(ア)旧城内グラウンドまで落ちた石垣が、これ以上崩れて拡がらないように大きな土のうと 砕石を入れたネット
状の袋で押さえ盛土工事を行いました。
(イ)崩れた部分の土が急な角度になっていたため、緩い勾配にして、表面をモルタルで吹き付けて覆い、雨がし
み込まないよう斜面安定工事を行いました。
(ウ)(イ)の斜面を安定させる工事に合わせて、崩れた石垣の両側およびえぼしの様に尖った部分の不安定な石
垣を取り除く石垣撤去工事を行いました。
(エ)三の丸に降った雨が、これ以上、土の中にしみ込まないように表面排水処理工事を行いました。
2月の時点では、訪れる人々がさらに崩れるのではないか?と不安になるような状況でしたが、応急対策工事が梅雨までに完成したことにより、雨による、さらなる崩落は防げるようになったと考えています。

⑤    課題克服と組織体制


   丸亀城の石垣を復旧する上で現在考えられる課題は10項目あり、それらの課題を、丸亀城の全体の整備に関して設置された7人の委員から成る「史跡丸亀城跡調査整備委員会」および、石垣崩落を機に石垣に関しての専門的な調査及び 審議を行うために設置された5人の委員から成る「丸亀城石垣復旧専門部会」で審議し、了承を得ながら事業を進めていきます。
組織体制としては、優先交渉権者となりました鹿島建設が、石垣復旧工事経験者を現場配置すると共に全社を挙げた総力体制の提案を行っており、丸亀市でも「石垣復旧工事室」と「文化財保護室」がタッグを組んで全力で取り組んでいきます。

⑥    本格的復旧整備事業(5ヵ年)


 修復しなければならない石垣は約6,000個で、令和6年3月末までの5ヵ年での復旧を目指しています。
具体的には、令和2年度末までに三の丸石垣、崩落石垣、帯曲輪石垣の解体撤去を行い、令和3年度末までに帯曲輪石垣の復旧を行い、また、令和5年度末までに三の丸石垣の復旧を終え、事業の竣工と考えております。

⑦    分科会からの報告

  (1)広報分科会

 石垣の復旧事業にあたっては、市民の皆様方に対して積極的な情報発信、そして情報共有が必須であると考えています。
 「広報丸亀」では昨年11月号から特集記事を連載し、丸亀市ホームページでは専用ページ「石垣修復情報」を作成し、随時最新の情報を掲載しています。

 (2)工事分科会

   今回崩落した箇所は、もともと文化財保護室が修理工事を崩落前から計画しており、石垣の測量図面や写真などの資料は一通りそろっています。併せて、石材番号の符番ルールや、解体範囲の検討なども進められていました。  
 これらの資料や検討が今後の復旧工事においても様々な面で基準となるものとして非常に役立っており、ゼロからのスタートではなく、一歩も二歩も進んだところからスタートすることができています。

 (3)財政分科会

 丸亀城石垣復旧に対する寄附へのお礼として、今年4月より「丸亀城石垣復興城主証」を、お渡ししています。(募金箱は、特定できないため対象外)
この復興城主証の特典としましては、被災した石垣が復旧するまでの間であれば、何度でも無料で丸亀城天守に入場できることとなっています。
7月3日現在において、「がんばれ丸亀城応援募金」をはじめとした募金・寄附金の合計額は3億1,151万7,381円となっており、今後、有効に活用させていただきます。

 (4)保存活用分科会

 全市一丸となって石垣復興に取り組む姿勢を示すために、シンボルマークを作成し、各種ポスターやチラシへの掲載等広く活用しています。
イベント用に丸亀城を模した巨大募金箱を作成し、お城まつりやニッカリ青江の展示会などでは、多くの募金をしていただきました。
城内観光案内所では、「がんばれ丸亀城カンバッジ」、「がんばれ丸亀城ピンバッジ」、「揚げぴっぴ骨付鳥味」、「丸亀城重ね押しスタンプラリー」など募金付商品を数多く販売しています。

がんばれ丸亀城応援動画コンテスト
~丸亀城石垣修復プロジェクト あの美しい石垣をもう一度~


昨年大きく崩落した丸亀城石垣・・・
丸亀市では、元の美しい石垣を一日でも早くお見せできるように全力で復旧工事に取り組んでいます。
丸亀市のシンボル、丸亀市民の誇りである丸亀城の石垣崩落によって心を痛めている人を元気づけるとともに、あらためて丸亀城の魅力を全国に発信する動画を募集します。
優秀な作品には、豪華賞品をプレゼントいたします。
応募者全員にも記念品を贈呈します。

募集期間:令和元年5月31日~令和元年9月30日


募集要項をご理解の上応募してください。


◎YouTubeへの動画のアップロード方法は、こちらをご覧下さい。
※YouTubeへのアップロードには、アカウントが必要です。

・「丸亀城石垣修復プロジェクト動画」→視聴する

丸亀市では平成27年度に「丸亀の『ええとこ』発見!動画コンテスト 」を実施しました。
受賞作品はこちら

帯曲輪西面石垣、三の丸坤櫓跡石垣崩落

 平成30年10月8日、帯曲輪(おびぐるわ)西面石垣が崩落、10月9日には、三の丸坤櫓(ひつじさるやぐら)跡石垣が崩落しました。


石垣崩落状況(西から)

石垣崩落状況(西から)

石垣崩落状況(南から)

石垣崩落状況(南から)

ドローン撮影

ドローン撮影

丸亀城図面
被害状況図
崩落までの経緯
平成30年10月7日(日)
午前9時頃、平成30年7月豪雨による崩落箇所の養生のため敷設していたブルーシートが、台風25号の影響によりめくれていたため、ブルーシートの補修を行った際に、帯曲輪石垣に設置している伸縮計(10月5日設置)が、大幅な石垣の変異状況を計測しているとともに、ぐり石が石垣内部で転落する音を確認したため、継続して定期的な監視を行う。
平成30年10月8日(月)
午前7時7分、市民から石垣で音がする旨の通報有
午前7時20分、職員現場確認。石垣内のぐり石が音とともに転落する様子を確認
午前10時17分、帯曲輪西面石垣崩落。崩落範囲状況 南北約18m、高さ約16m
平成30年10月9日(火)
午前4時頃、市民から石垣で音がする旨の通報有
午前5時57分、職員に通報有
午前6時22分、職員現場確認。三の丸石垣崩落。崩落範囲状況 東西約25m、南北約30m、高さ約17m